妻の使っているノートPCのCPUファンから異音がするので、分解してメンテナンスをした。
このPCは元々私が大学時代に使っていたもので、購入したのは約10年前。しかも、その時点で中古(秋葉原のイオシスで買った)。なので、今さら頑張って直すほどでも無いのだが、まだまだ使える&妻の使用用途(ネット閲覧、Excel・Word)としては、これで十分なので直すことにした。ちなみに、購入当時のスペックではさすがに貧弱なので、メモリ2GB⇒4GB、HDD⇒SSD(120GB)に換装している。
今回やったこととしては以下の通り。
- CPUファンのメンテナンス(グリスアップ、清掃)
- ついでにCPUグリスの塗り替え
分解方法を事前に調べたが、dynabook Satellite K46については見つけられなかった。しかし、ほぼ同形状のB450・B551シリーズを紹介しているページがあったので、それを参考にやってみた。
【参考】
分解手順は基本的に先のWebページと同様なので割愛。なので、キーボードやら液晶を外してマザーボードを露出させた状態の写真から載せることにする。
10年くらい使っている割には内部はあまり汚れていなかった。ファンは多少汚れているが、そこまででもない。裏面はこんな感じ↓
CPUクーラーを外すと、CPUグリスは完全に固まっていた。
今回の主目的であるグリスアップのため、ファンを分解する。ツメで金属板が止まっているので、マイナスドライバーで外す。
この状態になるとファンが外れるようになるので、掃除機で清掃しつつ、グリスをファンの軸と、軸受けに注入した。適量がよく分からなかったので、適当に塗っておいた。画像は注入後だが、注入前はグリスが完全に無くなっていた。
ちなみに、使用したグリスはこれ↓
ウレアベースのモリブテングリスをホームセンターで購入した。一応、樹脂やゴムを侵さないものを選んだつもりだが、グリスには全然詳しくないので間違っているかも。
グリスアップ後、ファンを元に戻し、ヒートシンクに残っているCPUグリスを無水エタノールと綿棒で綺麗にした。CPUも同様に綺麗にしておく。写真を取り忘れたが、この時点で取り外した金属板も戻しておく。
で、新しいCPUグリスを塗り直し、分解とは逆の手順で組み直して作業終了。
動作確認を行い、異音が無くなっていることを確認した。
ちなみに、今回使用したCPUグリスはこれ↓
デスクトップPCと違い、頻繁に分解したくないので、少しだけ良いものにした。と言っても、結構前に使ったものの残り。
感想
ノートPCの分解・メンテナンスは今回始めて行ったが、B450・B551シリーズの分解方法を丁寧に紹介しているWebページがあったおかげで、特に問題なくスムーズに作業できた。作業にかかった時間は1時間半くらい。多分、参考Webページが無かったら何時間もかかった挙げ句、失敗していたと思う。