我が家では家を建てたときに、主要な各部屋にLANケーブルを引いてもらっている。
その際、100m巻きのLANケーブルを施主支給したので、その余りが大量にあるのが現状。多分30~40m以上は余裕である。で、そのまま放置するのも勿体ないので、LANケーブルを自作できる環境を半年ほど前に構築した。
今はまだLANケーブルの作り方を覚えているが、次回以降作るときに忘れているかもしれないので、備忘録として残しておく。
購入した材料・工具
LANケーブル(Cat5e)
もっと安いのもあったが、壁内に引いたLANケーブルはそうそう変えられないので、安心安全の国内メーカーのものを選択。Cat6の方がノイズ耐性があるし、伝送帯域も広いのでそちらを選んだほうが良かったかな?ただ、家庭用であればCat5eでもCat6も大差無いとか、ケーブル自体が硬いし加工(成端)が難しいというWeb情報もあったのでこれで良かったかも。
ちなみに、自室のPCで回線速度を測定した結果はこちら。まあ、これだけ出てれば十分かな。1Gbpsのプランだし。
RJ45コネクタ(貫通型)
通常の非貫通型は安いが、成端が難しいというのを事前に調べて知っていたため、貫通型を購入。ロードバー付きは割高だったのでやめた。*1
かしめ工具
一応、購入したRJ45コネクタのメーカー(VCE)と合わせた。多分何でも良い。
LANケーブルテスター
多分何でも良いが、一応VCEで統一。
作製手順
かしめ工具かRJ45コネクタどちらか忘れてしまったが、それに付属されていた説明書。
手順⑦まではこの通りに作れば良いが、それ以降については、購入したかしめ工具が貫通型非対応のため、一工夫が必要。
具体的には、まず、かしめる前に、ニッパをコネクタに押し当てながら電線をカット。
そうすると、コネクタの端から1mmくらい電線が飛び出すので、、
コネクタの端と面一になるように1mmくらい慎重に引っ込める。
で、あとは普通に圧着。このときケーブルを押し込まないように注意。
同様の手順でもう片方も作ればOK。
一応導通チェックもしておく。
「圧着したあとに飛び出た電線をニッパでカットすれば良いのでは?」と思うかもしれないが、それではうまくいかない。
理由は、RJ45コネクタは爪のところだけ出っ張っているため、ニッパを押し当てて切っても、出っ張りの分だけ電線が飛び出してしまうため。電線が飛び出した状態だと、物理的にコネクタがRJ45ジャックの奥まで刺さらないため使えない。
ちなみに、かしめた後にカッターで電線を切っても一応問題は無い。ただ、仕上がりが若干汚くなる気がする。
まとめ的な何か
私の場合、LANケーブルの余りが大量にあったので、自作できる環境を構築したが、市販のLANケーブルは安いので、あえて環境を作る必要はないと思う。ただ、
- 急に欲しくなったとき、買いに行く(ネットで買う)手間と時間を節約できる
- ジャストフィットの長さのケーブルが作れる
- コネクタの爪が折れたときにすぐ直せる
というメリットはあるので、あっても損はしないと思う。ちなみに値段的には、市販品も自作もほとんど変わらない。