技能試験の結果も出て(合格でした)一段落したため、技能試験の学習方法について書いておく。誰かの参考になれば。
CBT方式で受験したため、学科試験が合格であることは当日(4/24)に分かったが、技能試験対策を始めたのは、5月のGW明けくらいから。
技能試験は7/22なのでだいぶ余裕があったが、某掲示板で「最低でも2ヶ月は必要」みたいな書き込みを見て、ビビって早めに対策を始めた。しかし、これはあまりおすすめしない。理由としては、練習に使える部材が限られている中で、早く対策を始めてしまうと、練習しない期間(中だるみ)が発生する可能性が非常に高くなってしまうため。実際、私は中だるみしてしまった。
そういうわけで、ここではその失敗を踏まえ、私が最適と考える学習方法について書こうと思う。
具体的な学習方法
上でも書いたが、あまり早くに対策を始めすぎると、途中で中だるみしてしまうので、短期間で集中して取り組んだ方が良いと思う。働きながらだと4週間〜5週間くらいが一つの目安になると思う。
「候補問題を何周するか?」だが、個人的には1周+αくらいで良いと思う。私は時間を持て余してしまったので2周やったが、正直、そのくらいで十分だったと思う。なので、ここでは「対策期間:4週間〜5週間、候補問題:1周+α」の想定で書いていく。
Step 1(1〜2週間)
まず最初の1〜2週間で以下を行う。
- 単位作業を完璧にする
- 器具ごとの施工寸法を覚える
- 欠陥事項を覚える。
- 全候補問題の複線図を一通り書く
これらはホーザンの「電工試験の虎」のWebサイトを中心に勉強するのが良いと思う。
で、これらができるようになったら、Youtubeで候補問題の施工解説動画を2~3本見る。解説動画はホーザンのものもあるが、個人的には、日本エネルギー管理センターの動画がおすすめ。ただ、結線の手順が独特でわかりにくいので、そこは参考にしなくて良いかも。普通に部品(ケーブル+器具)を作った後に、複線図を書く要領でケーブル同士を繋ぐ方がわかりやすいと思う。
Step 2(2週間)
2週間で候補問題を全て作る。候補問題を作るときはタイムを必ず測ること。あと、作った後に反省点や改善方法をメモしておくと良いと思う。私の場合、候補問題を作る度に、Excelで簡単なメモを残すようにしていた。
Step 3(1週間)
最後の1週間で苦手な候補問題をもう一度作る、単位作業の精度を上げる。念のため、欠陥事項について改めて確認しておく。
まとめ
Step 1を確実にできていれば、初回でも40分くらいで組み上げられると思う。
候補問題を5、6個つくる頃には自分に合った方法が何となく見えてくるはず。私の場合は、最初、複線図を書きながら丁寧にやっていたが、途中から「いらないんじゃね?」と思い、複線図を最小限しか書かないスタイルに移行した。
複線図を見ながら作ると、組み上げるのが手を動かすだけの作業になってしまい、結線のとき、むしろ間違いに気づきにくくなる気がした。