engineer01の日記

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第二種電気工事士 技能試験を受けてきた

少し前のことだが、7/22(土)に第二種電気工事士の技能試験を受けてきたので、それについてまとめておく。第二種電気工事士の資格を取ろうと思ったきっかけや、学科試験などのことに関してはいずれ別の記事で書きたいと思う。

↓書きました(追記2023.08.14)

engineer01.hatenablog.com

 

会場:ツインメッセ静岡 南館大展示場

タイムテーブル:
1.受験上の注意についての説明 10:50~
2.入室禁止時刻 10:55
3.材料確認時間 11:18~11:28
4.試験開始 11:30
5.試験終了 12:10

集合時間まで

集合時間は10:50だが、1時間前の到着を目標に家を出た。新幹線は時間通りだったが、静岡駅発のバスが来るまでに5分ほど遅れた。結局、会場到着は予定より10分遅れで10:00くらい。会場はまだ1/4くらいしか埋まっていない感じだった。机については、会議室とかに置いてあるような長机に2人掛けで両端に1人ずつ使用するスタイルだった。1人分の作業スペースは奥行が45cmで、幅は測っていないが90cmくらい。見た瞬間は狭いなと思ったが、家で練習している時と同じくらいのスペースだった。

候補問題は2周やっているので今さら特にやることもないが、周りの人はテキストを一生懸命読んでるようだったので、自分も一応ホーザンのハンドブックを開いて流し読みしておいた。
集合時間の20分前くらいになると、だいぶ会場も埋まってきた。10分前くらいになると、トイレに行く人が増え、混み合ってるようだった(私は到着直後に済ませておいた)。工具を机に並べ始めている人もいた。
試験監督は布スケールと保護板の貼り付けは、試験開始後に行うようにと、注意のアナウンスを何度もしていた。

会場でもらった試験室案内
受験上の注意について説明

10:50になると注意事項やらの説明がはじまり、ひと通り説明が終わったら、問題用紙が配布された。この時はまだ問題用紙を開いてはいけないが、表面の材料一覧表と、透けて見える問題の一部から、リモコンリレーの問題(No.8)であることはすぐにわかった*1。それから材料の入った箱が配られ、材料確認時間までの待機時間(10分くらい?)があったので、頭の中で施工のイメージトレーニングをしていた。腰袋と手袋はこの時点で装着した。
このあとの材料確認時間では、材料一覧表に書き込んでチェックするのは良いが、複線図などを書くのは禁止、ネジを緩めたりするのも禁止との注意があった。

令和5年度 第二種電気工事士技能試験 公表問題No.8
画像引用元:

第二種電気工事士技能試験の問題と解答 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター

材料確認時間

確認をはじめてくださいのアナウンスで皆一斉に箱を開け始める。
箱の中には材料がきれいに梱包されていた。材料の入った箱は画像のものがかなり近い。ケーブルは丸まって入っており、リングスリーブ・差込形コネクタはそれぞれ透明の小袋に入っていた。確認の際にケーブルをタオルでまっすぐ伸ばしたり、膝の上においたりしても特に注意はなかった。試験開始後すぐ作業に入れるように材料を配置しておいた。材料を取り出したあとの空箱は邪魔なので床に置いておいたが、特に何も言われなかった。多くの人がそうしていたっぽいが、確認後、材料を丁寧に箱に戻している人もいた。

確認時間が思ったより短かったというのをどこかで見たが、そんなことは特に感じなかった。

材料の入った箱
画像引用元:電気工事士技能試験は、どんな試験?
試験開始

試験開始と同時にまず布スケールと切り屑袋を養生テープで机に固定した。そこから施工に入るわけだが、施工条件も支給材料も練習と大差無かったので、特に問題なく25分程度で終了した。本番は練習より遅くなると聞いていたが、むしろ練習よりも早く完成した。隣の人も30分弱で完成しているようだった。
練習と違った点としては、材料確認のときは気が付かなかったが、端子台とゴムブッシングが微妙に違っていた。
端子台については、芯線をネジの左側に差し込んでも奥まで入らない形の座金だった(右側は普通に奥まで刺さる)。
ゴムブッシングは練習で使っていたものより若干はめにくかった。ただ、肉厚が薄いのか切れ込みは入れやすかった。

残った時間は欠陥が無いことを入念に確認したり、作品の形を整えたりしていた。

試験終了

試験終了のアナウンスと同時に、膝の上に手を置くように指示があった。その後、受験番号札の再確認や机上のごみの片付けがあり、終了となった。一斉解散にはならず、列ごとに退出表が配られ、出ていく流れとなっていた(過去に未完成の人が他人の作品を破壊する事件があったのでその対策との噂)。
前の方の座席だったため、帰り際に他の人の作品も見えたが、全体的に仕上がりが汚い人が多いようだった。自分の作品もすごくきれいという訳では無いが、「ホーザンのハンドブックの手本には若干劣るくらいかな?」くらいの見栄えにはなっていたと思う(No.8に関しては、ホーザンの手本もそこまできれいじゃない)。完成していない人はちらほらいるようだった。

会場から出たところで、いかにもガチの本職っぽい作業服の2人組が「リモコンリレーが出ると思わなかったわ~w」とか「接地側とか非接地側って何?」と話していた。某掲示板では、ガチっぽい人ほど未完成が多いとか書かれていたが、本当にそうなんだろうなって思った。

試験自体はおおむね予想通りだったが、全体的に指示が不親切だったので少し戸惑った。テキストを片付けたり、逆に工具や筆記用具を出すタイミング、材料の箱を下に置いて良いかなどの指示が無かったので、周りに合わせるようにした。どこまでがOKで、どこからがNGなのかがよく分からなかった。特に注意などもされなかったので多分大丈夫だとは思うが・・。

*1:画像追加2023/08/01

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